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思いのほか時間のかかったリノベーションでしたが、 ようやくゴールがそこまで見えてきました。 最後の仕上げは、塗装の仕事が多く ペンキ屋さんが、ひとりでフル稼働しておりました。 迷いに迷った玄関ドアでしたが、 外側は、FARROW&BALLのNo.57、オフブラックで塗ることにしました。 ドアの片側は1平米あるかないかなので、サンプルポット1缶で足りてしまいます。 FARROW&BALLのサンプルは、ツヤなしのものしかないため、 仕上げに、ツヤなしクリア塗装をして、アンティークっぽい若干のツヤを出すことに。 ツヤなしとはいえ、クリア塗装をすると、本当にわずかにツヤが出るのです。 それが、経年劣化した木の味わいに似て、とてもいい雰囲気に仕上がりました。 前日仕上がった漆喰は、まだまだ乾かしています。 壁が、なんとなくまだらになっているのがわかるでしょうか。 この、うっすらとグレーがかっている部分が、漆喰に含まれている水分です。 これを完全に乾かさなければなりません。 寒くても、なるべく窓をあけて風を入れます。…しかし寒い! こちらはテラコッタの最後の作業。 既存の部屋から、増築テラスへと降りる段差部分です。 この写真では、まだわかりづらいかな…。 次回、出来上がりの様子をご紹介します。 こちらは、実は雨戸です。 アンティークの観音窓はとっても古いため、普段でも隙間風が入るのはもちろん 近頃の大型台風などに耐えられるかどうか…、甚だあやしいところです。笑 そんなわけで、つけたくはなかったけれど、取りつけざるを得なかったのが雨戸。 ですが、大工さんがこんなに可愛く作ってくださいました。 私のリクエストで、木と木の間に「目透かし」を入れていただき 鎧張りの壁にあうように、横線がくっきりと出るように仕上げてくださいました。 雨戸なんて…と思っていたけれど、大切な窓を守るためには必要で、やはり安心です。 こちらも白く塗装したおかげで、雨戸を閉めたあとも 部屋が暗くなりすぎることがなく、圧迫感がありません。 外観も、想像以上に雰囲気を損ねることなく、むしろとっても気に入っています。 外からかける鍵がついているので、夕方になると雨戸を閉めにいくのが これからの日課になりそうです。 クリスマスを控えたこの頃。 職人さんたちにも、少しでも楽しく感じていただけるように クリスマスを感じるおやつをご用意していました。 この日は、いちごの入ったシュークリームと、サンタさんのチョコレート。笑 そして、完成間近という日のおやつは がんばってミニバーガーを、バンズから手作りしました。 パテは100%ビーフで、みっちりとおいしく仕上がりました。 これには職人さんたちもびっくり! そして、楽しそうに頬張ってくれました。よかった…! さて、いよいよ養生がとれそうです。 長かったリノベーションですが、そろそろ終わりが近づいてきました。 ・ #
by mihodiary
| 2022-12-21 19:45
| リノベーション
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漆喰作業がすべて完了しました。 白く塗られた部屋は明るく、あちらこちらに貼られた 養生のためのビニールが、少しずつ剥がされていく様子は なんともいえない開放感でした。 このあとは、塗装の作業がまだまだ続きます。 鎧張りの外壁がすべて白く塗られ、 左官屋さんと交代するかのように、ペンキ屋さんが室内に入ります。 室内の塗装は、長いこと悩みに悩み、 特に、腰壁の色をグレーにする予定でいましたが 着工間際になり、家具をはじめ、さまざまなインテリアが映えることを考えたら やっぱり白系の方がいいかな…と思い直し、 FARROW&BALLの291番(School house white)のツヤなしに決定。 ひとことで「白」と言っても、さまざまです。 目の覚めるような、パキッとした白もあれば ハーゲンダッツのバニラアイスクリームのように、黄色の入ったものまで…。 私がえらんだ白は、どちらかというとグレーに寄っていて、そこにわずかに黄色が入ったもの。 あまり疲れない白だな…と思って選びました。 本当にペンキばかりは、塗る場所の光加減などによってもまったく雰囲気が変わるので 他所のおうちの画像なども、あまり参考にならないというのが正直なところです。 できれば、サンプルを取り寄せて、ある程度のサイズの板に塗って 自分の部屋の壁に、時間帯ごとにあててみて、見比べてみるのがおすすめです。 そうそう、ツヤのあるなしも雰囲気を大きく変えるので、そこもまた重要かもしれません。 何はともあれ、漆喰作業も大詰めだった昨日今日は、師走らしい寒さでした。 工事が始まった頃は、木々の葉が秋色な色づきはじめて、穏やかな空気でしたが ストーブを焚かない現場では、吐く息も白くなり、すっかり冬本番。 そんな日は、ほかほかのおやつが嬉しいかな…と思い、 母が手作りの肉まんを用意してくれました。 また翌る日は、母と一緒に鯛焼きを作りました。 あんことクリームチーズ、そしてカスタードの2種類です。 いろいろとムチャぶりをしているであろう、手間のかかる現場だと思うのですが、 それでも、なんとなく楽しかったな…と思い出してくれることがあったら嬉しいなと思って せめてもの気持ちでおやつを作る日々です。 ・ #
by mihodiary
| 2022-12-16 19:59
| リノベーション
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漆喰壁に憧れて、25年前に両親が建ててくれた実家の壁は すべて漆喰壁にしてほしいとお願いした記憶があります。 なんとも言えない、しっとりとした質感と 自然素材ゆえの、呼吸をしているような雰囲気は、 やはり、漆喰ならではの特徴だと思います。 今回のリノベーションにあたり、壁をどうするかというのは問題のひとつでしたが 既存の部屋から、そのまま増築部分につづいていくようなデザインゆえ もともとの漆喰をいかすべく、そこは漆喰にこだわりました。 ただ、漆喰はお値段的にもちょっぴりお高めなので、 天井はペンキ塗装にしてコストを落とし、色味をうまくあわせるように工夫しました。 塗装や漆喰は、木工事などの木屑が飛ぶような作業がすべて終わったあとの ほぼ、終盤の作業になりますが、 ここで、一度あらゆる場所を養生し、下地を塗ってグレートーンになるため なんとなくどんよりと、廃墟のような雰囲気に逆戻りです…。 ちなみに上の写真、左は既存の部屋側。 そして右側は、既存の部屋を背に、増築側を見た雰囲気です。 行き場をなくした冷蔵庫が、悲しげにどんと中央に置かれていますが…。 増築側は小さなお部屋なので、天井の塗装もあっというま。 どんどん、空間が白くなっていきます。 そして、玄関ドアまわりの外壁も。 鎧張りの壁が、白く染まっていきます。 はい、こんな感じ。 ドアはこのあと、オフブラックに塗装する予定ですが、 (そのつもりでガラスのコーキングもブラックでやってしまった) この古いグレーな雰囲気も捨てがたく、目に焼きつけておこうと思います。 この日の職人さんのおやつは、 朝お茶に、スワンのフロランタンとサンタさんのチョコレート。 そして、3時のおやつはチーズケーキでした。 お茶の時間になると、職人さんたちが小さな小屋に集まって 楽しそうに談笑しながらコーヒーを啜る姿を、遠くからながめるのが好きです。 まだ、ドアの塗装が済んでいないのに 待ちきれなくてリースを飾りました。 「もうこんなの飾って!」 …って、職人さんたちは内心思っているだろうな。笑 ・ #
by mihodiary
| 2022-12-13 20:00
| リノベーション
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このリノベーションの、おそらく最大のこだわりは建具。 もともと、長く住んでいるいまの家にも、私たち夫婦が使う2階の部屋のドアは 当時からアンティークのパインのドアをつけてもらっているのですが、 やはり、25年たった今も色褪せることなく、 ときめきが薄れることもなく、本当に気に入っています。 そんなわけで今回も、古い建具を使うことが大前提でした。 ですが、もちろんアンティークの建具にはリスクがつきもの。 購入の際には、お店の方にはもちろん、設計士さんにも何度も相談をして 問題なく使えるかどうかの承諾を得てから、おそるおそる…という感じでした。笑 昔のものなので、不便きわまりなく 木のものは、たいてい反っていたり、長さが揃っていません。 取り付け方も一筋縄ではいかないものもたくさんあります。 そんなわけで、当初は大工さんにお願いする予定だった取り付けを すべて建具屋さんにお願いすることに。 まず、こちらは玄関ドア。 フランスの古いもので、ブルーに近いグレーに塗装されています。 部屋内側はよいのですが、外側は強度のためにも塗装をし直す予定です。 そして、厚みがあまりないためチューブラッチが入らず、外付けラッチがつきます。 しかも、もともとの持ち主の使い方とは違い、ドアの開き方が逆のため、 ラッチも逆さまにつくという荒技です。 そんなわけで、鍵穴のふたのようなものが、ぺろんと下にぶら下がっているので 接着剤でくっつけなければなりません…。 つづいて、こちらは収納のドア。 目黒のアンティークショップで、かなりお安くなっていたものが たまたま、この収納のサイズにあっていたので、迷わず購入。 取っ手はついていなかったので、あとから古いものを購入し、夫につけてもらいました。 この取っ手も、もともと厚みのあるドアなどにつけるものではなく、 家具の引き出しのつまみとして、横にして使うものだったようで ネジも短く、取り付けもひと工夫必要だったのですが、なんとかクリア。 持つべきものは器用な夫です…。笑 そして、今回最大の難所がこちら。 観音開きの窓です。しかも2箇所。 どちらもフランスの古い窓で、グレモン錠といわれるパーツがついており、 ハンドルを回すと、棒状のものが出て鍵が開閉するという仕組みです。 こちらの窓、本来は「内開き」として使われていたもので、 おそらくどの商品を購入しても、内開き仕様になっているかと思います。 ですが、日本人にとって内開き窓というのは、あまり馴染みがなく 開けた時に室内に窓が入ってくると、スペース的に邪魔であったり、 雨に濡れた扉が部屋内側に入ってきたら、壁や床が濡れてしまうという問題も。 それでなくとも、内開きにすると雨風は入ってきやすいようです。 そこで、果敢にも設計士さんが、外開きを提案してくださったのですが、 これが、おそらくモンダイであったようで…。 外開きにできると思い込んだ私は、やれやれ、これで安心とおまかせしていたものの、 取り付け間際になって、構造上、外開きにした際の不具合が発覚することに。 そんなこんなで、蝶番を付け替えることはもちろん、 窓を多少削ったり、取り付け方を工夫することで、 なんとか外開き仕様にすることができました。 かなりヒヤヒヤした局面で、現場は幾度も不穏な空気に包まれましたが ちょっぴりの妥協で(笑)、どうにか暮らせるレベルに仕上がりました。 こちらは既存の部屋の窓です。 もともとアルミサッシに網ガラス、そして網戸…という、 なかなかインパクトの強い窓で、この存在感の強さが嫌だったのですが、 今回、木製の窓枠を製作していただき、取り付けていただきました。 建具屋さん1日目のおやつも、またまたこちら。 りんごとクランブルのカントリーブレッドです。 おいしいので、ついついくり返し作ってしまいます。 そして、2日目は揚げたてのドーナツ。 養生シートのブルーが眩しすぎて、のんびりティータイムというには程遠い空間ですが、 せめてもの癒しの時間になってくれれば嬉しいです。 ・ #
by mihodiary
| 2022-12-13 11:59
| リノベーション
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いつか、小さな小屋のようなものを建てられる日が来たら 床は、古いテラコッタを貼りたいと、ずっと思い描いていました。 フランスの古城から剥がしてきたアンティークのレンガを使いたくて、 ずいぶん探したものの、ほとんどは売り切れていて入荷がなく、 ようやく出会えたのが、こちらのテラコッタでした。 まさに、フランスの古城を取り壊したときに剥がされたテラコッタで、 大きさも厚みもばらつきがあり、裏には古いセメントのような痕がびっしり。 テラコッタを焼成する際に、はらはらと舞い散ってきたのか、 葉っぱの痕がくっきりとついていたり、リスの足跡のような刻印があったり…、 おそらく、100年以上も昔の情景を想像させるようなテラコッタです。 売り切れてしまうと、次回の入荷が未定とのことから、 着工よりとずいぶん前の6月に購入し、実に19ケースのテラコッタが運びこまれてきました。 届くなり、ひと箱ずつ開封し、割れていないかチェックしつつ (割れているものもたくさんありますし、かなり汚れているものもあります) 夏の最中、粉塵まみれのテラコッタを1枚1枚丁寧に洗って天日干ししたのが 懐かしく思い出されます。笑 テラコッタは、洗わなくてもよいのかもしれませんが 洗わないと、白っぽい粉まみれで色味がまったくわからないのです。 汗だくになりながら夫とふたり、夏休みを返上してひたすら洗いました。 「こんなことが、いつか懐かしく思い出されるのかもしれないね」 …と、お互いにそんなことを話しながらの作業は、大変ながらも楽しかったです。 そんなテラコッタたちが、いよいよ床に貼られてゆきます。 なにしろ、不揃いこの上ないテラコッタなので、職人さん泣かせ。 なるべく床がでこぼこにならないように、そして、目地の幅が均等になるように おまけに、私が色合いのバランスを見ながらあれこれリクエストするものだから 本当に、苦労の多い仕事であったに違いありません。 少しずつ、少しずつ、床がテラコッタで埋まってゆきます。 素焼きのテラコッタの場合、通常のタイルのように、目地を入れたあと タイルの上から拭きとっていくような目地の入れ方ができません。 そのため、チューブで注入していくか、 もしくは、もっと丁寧に目地入れできるようマスキングして入れていく方法があるそうで 私は迷わず後者でリクエスト。 …ですが、300枚近いテラコッタを、1枚1枚マスキングしていくことを考えたら 素人の私が想像するだけでも、気が遠くなりそうです。 そこで、マスキングテープ係を引き受けることにしました。 職人さんに、テープの貼りかたを教えていただき、 モルタルが乾いてきたテラコッタに、こつこつと貼っていきました。 優しい職人さんなので、私のような者がちょろちょろと現場を動きまわり 一緒に作業していても嫌な顔せず、楽しいお喋りなどをしてくださいました。 ささやかではありますが、お手伝いをしながら 一緒にテラコッタを貼ったことは、きっとかけがえのない思い出になりそうです。 自分たちの部屋を、自分たちの手で作っている実感が、ちょっぴり幸せです。 このあと、ライトグレーの目地が入り、 テラコッタ貼りの床が仕上がっていく予定です。 ・ #
by mihodiary
| 2022-12-08 19:18
| リノベーション
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