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野分の季節も過ぎ、穏やかな秋日和が愉しみな10月。 収穫の秋、味覚の秋でもあり、食欲をそそられる食材がならび、 目うつりしそうな今日この頃です。 そして、10月といえばハロウィン。 秋も深まりはじめると、そろそろクリスマスのしたくをはじめなければと 焦る気持ちでいっぱいになるものですが、 最近は、ハロウィンも一般的なイベントとして市民権を得たようで、 クリスマスの前のひと呼吸...のような気持ちで、 私も毎年、ささやかに愉しんでいます。 仮装パーティーもいいけれど、ここではお料理でハロウィンを堪能。 ...そんなわけで、今月は、ハロウィンならではのかぼちゃを 楽しみながらおいしく味わうレシピをご紹介していきたいと思います。 そうそう、もちろん「和」の要素を取り入れながら、 大人ハロウィンなひと皿に仕上がっていればいいな...と思っています。 ハロウィンといえば、観賞用の大きなかぼちゃをナイフで彫って ジャック・オ・ランタンを手作りする方も多いのではないでしょうか。 今回は、坊ちゃんかぼちゃを使って、 子どもから大人まで愉しめるように、顔をくりぬいた器を作り、 その中にグラタンを入れて、オーブンでこんがりと焼き上げます。 電子レンジでやわらかくしたかぼちゃなら、さくさくとナイフが通るので 難しいことは考えずに、フリーハンドで目鼻をくりぬいていきましょう。 少々アンバランスな表情もまた、味わい深く愛着が湧くものです。 坊ちゃんかぼちゃの和風グラタン 【材料】坊ちゃんかぼちゃ2個分 坊ちゃんかぼちゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・2個 かぼちゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/6個分 玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小1/2個 しめじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/4株 レンコン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g 鶏挽肉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g 〈ホワイトソース〉 薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1 バター・・・・・・・・・・・・・・・・・20g 豆乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・300cc 白味噌・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2 鶏がらスープの素・・・・・・・・・・・・小さじ1/2 溶けるチーズ、パルメザンチーズ・・・・・・・・・・・適宜 パン粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適宜 【作り方】 1. 坊ちゃんかぼちゃは洗って、ラップでくるんで電子レンジで約2分加熱する。 2. かぼちゃは1cm角にカット、玉ねぎは薄くスライスし、しめじはほぐす。 レンコンは皮をむいて粗く刻み、酢水(分量外)に漬けてアクをとる。 3. 2のかぼちゃとレンコンは、それぞれ電子レンジで2分加熱する。 4. ホワイトソースを作る。 耐熱ボウルに薄力粉を入れ、小さく切ったバターを重ねないように粉の上にのせ、 ラップをかけて電子レンジで1分加熱する。取り出して、泡立て器ですばやく クリーム状に混ぜ合わせる。豆乳を100ccほど加え、よく混ぜて溶きのばし、 残りの豆乳も加えて混ぜる。 さらにラップをかけて約2分加熱し、取り出して、ボウルの底からよく混ぜ合わせ、 ゆるめのホワイトソースに仕上げる。白味噌、鶏ガラスープの素も加えて混ぜる。 5. フライパンにオリーブ油大さじ1(分量外)を熱し、玉ねぎを炒める。 鶏挽肉を加えてパラパラになるまで炒め、4を加えて軽く火を通す。さらに3も加え混ぜる。 6. 1の坊ちゃんかぼちゃのヘタ部分の1〜2cmほど下をスライスし、帽子に見立てる。 本体は黄色い部分を約1cmほど残してくり抜き、5を詰める。 仕上げに、溶けるチーズ、すりおろしたパルメザンチーズ、パン粉をのせて 200℃に予熱したオーブンでおいしそうな焦げ目がつくまで約10分焼く。 かぼちゃのカップに、こんもりと山盛りに詰め合わせ、 香ばしい焦げ目がつくまで焼き上げたら、 帽子に見立ててスライスしたかぼちゃのあたまを、 ベレー帽のようにちょこんと、斜めに傾けてかぶせてできあがりです。 可愛らしいルックスとは裏腹に、 白味噌の風味がほんのりと漂う和風のホワイトソースが大人味なので 子どもから大人まで愉しめるひと皿に仕上がりました。 ここでは、和皿に紅葉した枯れ葉とともに盛りつけて。 ハロウィンらしい遊び心に、どこか大人な和の風情をプラスしたら、 10月のおもてなしにも似合いそうなひと皿が完成しました。 かさこそと忍び寄り、いっそう深まりゆく秋。 こんなひと皿と過ごすハロウィンの夜なんて、いかがでしょうか。 ・
by mihodiary
| 2016-09-27 20:24
| 着物屋くるり
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