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大和西大寺から近鉄線に乗り、一路京都へ。 さて、ここからは京都の旅のふりかえり雑記です。 奈良がメインの今回の旅では、隙間、隙間の時間をつかって 駆け足で京都を巡った...という感じでしたが、 それでも、秋の京都を満喫することができました。 そんな、京都ところどころ。 まずは「巡る京都」ということで、歩く京都をご紹介していきます。 実は、今回の京都の大きなおめあてのひとつが、 京都国立博物館で開催されていた「国宝鳥獣戯画展」だったのですが、 事前にすでにわかってはいたものの、まさかの3時間待ち...ということで、 博物館まで行き、ちょっぴりお土産などを購入したら 早々にあきらめ、高台寺方面へ。 むかった先は、京都らしい風情が味わえる「石塀小路」と「ねねの道」です。 高台寺のあたりから円山公園にかけて、南北に伸びる石畳のこの道は、 秀吉の妻であり北政所である、ねねゆかりの寺、 高台寺と園徳院があることから、このように呼ばれているのだとか。 高台寺のもみじも、色づきはじめ 見上げると、緋色や橙色、芥子色の美しいグラデーション。 京都の紅葉も、今年はちょっぴり急ぎ足のようです。 赤茶けた木の壁に両端を囲まれながら、細い石畳をどこまでも歩きます。 途中で、かくん、と折れ曲がったり、 こんなところに素敵なお店が...なんて、ながめていると、 実に愉しく、あっというまです。 時代劇のセットの中に迷い込んでしまったような錯覚に陥りそうな、 京都の雰囲気を堪能できる場所のひとつです。 季節柄か、京都のどこへ行っても南天の実が赤く色づいていました。 本当に、どこのお店の前にも南天が植わっています。 クリスマスホーリーの赤も素敵ですが、 きりりと引き締まるような和の赤も、風情があってよいものです。 もみじに南天...、晩秋の京都です。 やがて、園徳院に到着しました。 秀吉の没後、高台院の号を勅賜された北政所ねねは、 77歳の生涯を終えるまでの19年間を、この地で過ごしたといわれています。 茶人や画家、歌人や陶芸家など多くの文化人が、ねねを慕っておとずれたそうで、 この日も、等伯の襖絵などを拝むことができ、感激しました。 ...あまりにもさらさらと、広告の裏の落書き的に描かれていて、 自分にも描けそう、などと思ったりしたことは内緒。笑 襖絵などを拝観したあとは、 同じく方丈より、南庭をながめます。 磨きあげられ、手入れの行き届いた廊下に正座し、 白砂の線引きが美しくなされた庭をみつめていると、 ざわざわとした心が、しんと鎮まるような気がします。 ...ねね様も、こんなふうにお庭をながめて、なにを想っていたのでしょう。 このあと、しずしずと渡り廊下をつたい、北庭へ。 もとは、伏見城の北政所御殿の前庭を移したもので、 当時の原形をそのままにとどめた、桃山時代の代表的庭園のひとつだそう。 いまの季節は、燃えるようなもみじの赤が本当に美しく、 障子越しにながめる風景は、息をのむほどでした。 もみじの、妖艶なまでの赤さにうっとりとしていると、 時間がとまってしまったような錯覚におそわれます。 この景色が見られて、本当によかったです。 ...さて、このあとはどこへ行こうかな。 京都散歩は、まだまだつづきます。
by mihodiary
| 2014-11-22 13:38
| お散歩、とことこ
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