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我が家のお料理教室も、今月は秋色。 どの季節も、もちろんそれぞれによさがあって愉しいのですが、 私は、これからの季節が特に好きです。 収穫の秋、という言葉のとおり、豊富な食材はもちろんのこと、 木々の葉や、実が赤く色づいてくるようすは、暖かな気持ちになります。 今月のレッスンは、すべてのコースとも“秋のイタリアン”をテーマに、 栗やぶどう、無花果にさつまいもなどなど...、 秋を感じる食材をふんだんに使ってご提案しています。 お教室のテーブルコーディネートは、ほぼ全回私が担当していますが、 普段から、じっくりと考えているわけでもなく、 その日に偶然手に入ったお花次第...という、行き当たりばったり。 お花の色から差し色をもらって、色数は3色程度の濃淡と決めて ナチュラルに、(やり過ぎ厳禁)...というのが、自分なりの緩いルール。 いつも同じお花が手に入るわけでもなく、 そのとき、そのときで表情が変わるのも、自然ならでは。 枯れかかって色褪せたり、茶がかってきた葉も、味わいとしていかしたい。 そんな“偶然”を愉しんでいただけたら...と、いつも思っています。 こちらでご紹介しているのは、今月のレッスンのなかで 「ちょっといいなぁ」 と思った、とある日のテーブルです。 偶然に手に入った、さまざまな実ものをいかして、 ブラウンと生成りのセッティングに、差し色に赤を使うことで、 暖かさと、可愛らしさがプラスされたような気がします。 クリスマスを予感させるようでもあります。 そして、そんなテーブルには、前菜にこんなひと皿を。 “グリル帆立と野菜のハーブマリネ”と題したこちらの前菜は、 今回の秋メニューのために、新たに考案したひと品です。 帆立は、さっと炙って、色どりよく野菜を揃えて、おいしいマリネ液を作ったら、 材料を漬け込んでから盛りつけるだけ、というシンプルさ。 よく、盛りつけ方のコツを尋ねられ、そのたびに答えに窮するのですが、 どのお料理にも共通していることは、立体感と動きを出すということでしょうか。 素材の色のバランスとかも、あるのかもしれませんが、 理屈で考えたり、言葉にしようとすると、難しいものですね。 ただ、プレートの大きさと、余白のバランスは大切ですね。 適度な空間があると、美しいひと皿になるような気がします。 お肉料理に“地鶏とソーセージのオーブン焼き ローズマリー風味” そして、パスタに“渡り蟹のトマトソース・リングイネ” オーブン料理には、この赤い実にあわせて、急遽赤いプレートに盛りつけてみました。 パスタは、ひとりひと皿ずつ、フランス語でメニューの描かれたプレートに。 この白地にロゴもの、というのも、実は今回のコーディネートの隠しテーマ(笑)。 お花がいけてあるアンティークの陶器など、ところどころに文字が描かれ、 無地のコーディネートの中に、少しだけリズムを感じるような印象に...。 そして、デザートはやっぱりモンブラン。 今年のモンブランは、スコップケーキ仕立てです。 無造作にお皿にすくいとったら、チョコレートソースを大胆にトッピング。 まるで、お皿の柄のように見えるようにのびのびと。時にはこんな遊びがあっても...。 今日ご紹介したお料理は、今月のお料理教室のBコースのメニューです。 「おもてなしは、秋色イタリアンで」と題されたBコースのお料理の数々は、 内容盛りだくさんで、私もお気に入りのメニューのひとつです。 ここでは、お料理まわりのことについて、ご紹介してみました。 そのほかの内容につきましては、お料理教室のブログのほうで詳しくご紹介しています。 そちらもあわせてご覧くださいね。 現在発売中のananインテリアムック 『センスよく暮らすインテリアのヒント』(マガジンハウス) 断捨離の特集記事にて、かつて本誌で描かせていただいた ものの再掲載にくわえ、描きおろしイラストも掲載されて います。ぜひご一読ください。 また、ソニーマガジンズの『リンカラン』より 『Lingkaran別冊(改訂版) 生まれて育つ、自然な生き方』 も発売となりました。カラーイラスト描いてます。 ほかにも『POPEYE特別編集仮面ライダーthe40th コレクション』(マガジンハウス) 毎号描かせていただいている、三菱地所の 『The Parkhouse』のお散歩シリーズなどなど... ご覧頂く機会があれば幸いです。
by mihodiary
| 2011-09-25 22:47
| ときどき、仕事
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Comments(4)
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key-jetsetter at 2011-09-26 10:27
mihoさん連日のレッスンお疲れ様です。それに加えイラストレーターとしてのお仕事も両立されているのは凄い事だと思います。先日拝見した断捨離の記事のイラスト、本当に素敵でした。丁寧にお仕事に取り組んでいらっしゃる姿勢が伝わってきました。お教室でもいつも素敵なしつらえを見せてくださりありがとうございます!
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mihodiary at 2011-09-26 20:25
key-jetsetterさま、こんにちは!
今月は、2レッスンのご参加、どうもありがとうございました! また、素敵なお友達もご紹介いただき、感謝しています。 イラストレーターとしての仕事と、お料理教室の仕事は どちらも時間におわれるという点では、かなり共通している ものの、両方があることでバランスがとれているのかも...と 思うこともたくさんあり、最近はこの仕事のスタイルを とても楽しめるようになってきました。 いつも励みになるメッセージをありがとうございます。 お心遣いに感謝しています。これからもよろしくお願いします!
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milletti_naoko at 2011-09-28 21:57
みほさん、こんにちは。毎日いろいろなお仕事を精力的にこなされているんですね。一つひとつに愛を込めて仕事をしていらっしゃるから、テーブルのセッティングや飾りつけ、お料理の盛りつけのどれをとっても、目にうれしく、心に飛び込んできます。断捨離という言葉、数か月前に、日本の方のブログを読みながら知ったのですが、大切なのに、我が家では、自分ではできていないなと思うことしきりです。雑誌も興味深いのですが、日本にいないのが残念です。モンブラン、昨年のものもおいしそうでしたが、今年の作品(と呼ぶしかないでしょう)も、栗と枯葉とティラミス、チョコレートを皆連想させるような、すてきな色、できあがりですね。昨日の夕方、栗林を散歩しました。ペルージャでは少しずつ栗が実りつつあるところです。日本にはもう熟れた栗があるのですか??
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mihodiary at 2011-09-29 12:30
なおこさん、こんにちは!
3月以降は紙もインクも不足して、出版業界もダメージを受けて いたため、私のような仕事にも大きく影響が出たのですが、 あれから半年。ようやく、いつものペースを取り戻しつつあり、 前向きに頑張ろうという気持ちが大きくなっている今日この頃 です。...秋になって、やっと過ごしやすくなったということも あるのかも?(笑) 絵を描く仕事が、お料理を仕上げるうえで、大きく影響すること もあり、私にとって、どちらも大切な存在になっています。 去年のモンブラン...、覚えていて下さって本当に嬉しいです! 去年はタルト仕様だったのですが、今年はスコップケーキです。 モンブランに仕上げるまでの行程は長く、手作りの渋皮煮と 手作りのマロンペーストを、夜な夜な、こつこつと作って ようやくケーキを作り始めることができます。 でも、その幾つもの手間が、贅沢な味わいとなるので、 毎年、欠かせない食の手仕事のひとつとなっています。 ペルージャの栗、おいしそうですね。日本では、今年は収穫が やや遅れているという話を聞きました。まだまだ、しばらくは 栗を楽しめそうです。 なおこさん、いつも優しいコメントをありがとうございます!
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