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先月28日、東京にも桜の開花が発表されました。 あれから20日あまり。 道端のたんぽぽが、そこかしこで卵のような鮮やかな黄色に咲き、 さほど手入れもしなかった花壇の球根が、律儀に花を咲かせ、 深い悲しみのなかにも春は訪れ、確実に季節は移ろっているのですね。 さくらの便りは嬉しいけれど、各地でお花見は自粛ムード一色。 さくらの花も、どこか寂しげに見えるようです。 開花宣言に誘われるように、その2日後にいつもの公園に来てみたけれど、 まだまだ、ほとんど蕾の状態でした。 1本だけ、5分咲きの木があり、 「この木が、ことしの一番乗りだねえ」 ...などと囁きながら、散歩の足をとめて、しばし見入る人がちらりほらりと。 それが、上の写真のサクラです。 春寒、花冷え、花曇り...などなど。 桜の花にちなんだ春の言葉はたくさんありますが、 実に、桜の咲く頃というのは、思いのほか冷えるものです。 季節外れの雪や、風の強い日も多くて、それだけに桜の花のはかなさが 強調されるようでもあります。 「最近、涙もろくて...」 という言葉を、よく耳にします。 被災地から届けられる声をきくたび、切なさでいっぱいになり、 決死の覚悟で作業にあたる自衛隊や消防、警察の方々の勇気にも感謝の涙が... 現地でボランティアにあたる方々や、海外からの多大なる支援にも...。 そして、ご覧になった方も多いかと思いますが、31日の読売新聞の1面にて、 津波にさらわれ、いまだ行方不明のままの母親に手紙を書き、 書き終わったところで、疲れ果てて手紙の上に突っ伏して寝入ってしまった 4歳の女の子の写真と、 「ままへ。いきているといいね おげんきですか。」 ...という手紙には、涙というよりも、あまりにも大きなショックを受けました。 また、ある日のニュース番組にて、やはり同じ年頃の男の子が 「ぼくは、こんなにがんばっているのに、 どうしてぼくのところにはママが迎えにこないの?」 とつぶやいたのち、しくしくと泣き出してしまうという映像にも、 胸がはりさけそうな思いで、いまもその子の顔が頭から離れません。 涙がとまらぬ思いであると同時に、 私には、祈るということ以外に、なす術がなにもないということも 言いようのない、苛立ちのようなものを覚えるのです。 満開になるのは、4月7日頃でしょうか。 誰のもとにも、春はかならずやってくるのだと、そう信じたいです。 どうして、こんな幼い子どもたちまでが、こんな悲しみのなかにいるのか 私にはわかりません。ただ、「どうして、どうして」と問い続けるばかりです。 元気でいなくちゃ、と思うのに、花曇りの空の下、寒そうに咲く桜の花を見上げては 塞いだ気持ちになってしまうのも、また事実。 でも、春は誰のもとにも訪れてほしい。 いまはただ、それだけを願う日々です。
by mihodiary
| 2011-04-02 23:15
| ひとりごと
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Comments(4)
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at 2011-04-05 00:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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mihodiary at 2011-04-06 21:36
2011-04-05 00:24の鍵コメさん、こんにちは!
心のこもったメッセージをどうもありがとうございました。 jさんのブログも拝見いたしました。東京のお友達のために 考案されたごはん、おいしそうでした。きっと喜ばれたことと 思います。(私も今度作ってみますね) このたびの地震は、私にとっても人生最大の揺れであり、恐怖の 体験でした。震災後、スーパーに溢れる人の多さと、それに 反して、がらんとした空っぽの棚に、ただならぬ、鬼気迫る 雰囲気が漂っていました。 いまはようやく、お店にもモノが並びはじめましたが、水など 物によっては、まだまだ不足しているものがあります。 でも、被災地の方々のことを思うと、このくらいのことで弱音を 吐いていてはいけないなぁ...と思う今日この頃。 未曾有の大惨事のただ中に居る方々に、手を差し伸べる立場で あるために、元気でいなければ! と、心から思います。 こんなときでも、やっぱり「食」は大切ですね。 私は、食べることを通じて思うことを、これからもブログを 通して、綴っていきたいと思っています。 jさんのブログも愉しみにしています。ありがとうございました!
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kei-t2 at 2011-04-06 23:17
ホント、今回の震災で自分の無力さを痛感しました。
でも非被災者のワタシ達はやれる事をやって、 支援を長いスパンで続け、 経済を活性化させる! もうソレしかないですよね・・・。 先日〜美容院に行って友人の展示会へ。 そしてレストランへ行きました。 少しずつですが、いつもの街の雰囲気でしたよ。 日々に感謝して大切に生きる! これしかないですね・・・。
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mihodiary at 2011-04-07 12:18
けいこさん、こんにちは!
本当に、そのとおりですよね。 皮肉なことですが、こんな大惨事があったから、ようやく 見えてきたものがあるのかもしれないなぁ...と思ったり。 今までの当たり前は、当たり前なんかじゃなかったんですよね。 たくさんの犠牲を払うことで、ようやく気がつくだなんて、 人間は、傲慢でちっぽけな存在ですね...。 それでも、くよくよしてばかりはいられないですよね。 女子がいつものようにお金を使って、日本を元気にしていくのが 復興の第一歩かな、と思ったりしています。 美容院にレストラン、いいことだと思います! 自分がキレイに、元気になって、パワーチャージしなくちゃ 周りを元気にしていけないですよね。 気分をアゲることって、大切だと思います! 私も、しばらくご無沙汰していたので、そろそろ美容院など 出かけてこようかな...と思っているところです。 キレイな桜の花も、近々ぜひ一緒に見に行きましょう!
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