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この冬は、クッキーをずいぶん焼きました。 クリスマスが近づくと、1年間のささやかなご挨拶がわりに ちいさなスイーツのギフトを贈ることの多い我が家ですが、 クッキーは、日持ちもするし、一度にたくさん作れるし、 なによりも、さまざまな型をつかって、型を抜き、焼き上げるという作業が愉しい ...ということが、最大の理由かもしれません。 さらに、この冬は、クッキーにアイシングでデコレーションするのが愉しくて 時間をみつけては作っていたおかげで、キッチンはいつもの年以上に 可愛らしいクッキーで溢れかえっていました。 ...前回は、白一色で仕上げた、シックなアイシングクッキーをご紹介しましたが、 まんまと、その反動がでたよう。カラフルなクッキーをたくさんつくっては、 ひとり、悦に入っていました(笑) でも、えらんだ型が、リスだのクマだの...だったせいか、こころなしか 茶系が目立つ、ような...? 茶色って、案外難しいです。(とくに、焦げ茶が出しづらい) ひととおりギフトを渡し終えると、失敗作などを消化する作業に入るわけですが、 その前に、こんなふうに(↑)並べてみては、にんまり...。 こちらは、先週焼いたガトーショコラの1ピース。 ツノの部分が、ちら見えしていますね。 もう、このひと切れでおしまいです。 ...なんだか、いつの間にかなくなっていました。 先日久しぶりに、ふらりと立ち寄った“Afternoon Tea”でお買い物をしました。 こちらの、真っ赤なふたつきのマグカップです。 仕事をするときも、何か作業をするときも、マグカップになにかしらのお茶が 入っていないと、落ち着かない私ですが、作業に没頭してしまうと、 お茶をひとくちも飲まないまま、冷ましてしまうことがしばしばなのです。 そんなわけで、ふたがついていると、冷めづらく、ホコリも入らないので便利です。 実は私、無類のトマトレッド好きで、 この、朱に近い赤の色はハートをわしづかみでした。 いまのところ、熱いうちにお茶をいただくことに成功しています(笑) Afternoon Teaといえば、かつてはカフェの先駆けのような存在で、 大学生の頃、奮発する気分の日は、お友達と吉祥寺東急のティールームで ケーキと紅茶で長居したことを思い出します。 あの頃は、ガラスボウルのサラダに、生のマッシュルームとパンが入っていることも、 大きなココットのなかに敷き詰められたケーキをスコップですくってサーブすることも、 デュランのグラスも、店内に流れるフレンチポップスも、 何もかもが斬新で、憧れがいっぱいつまった場所でした。 その憧れと、あのケーキを自分で作りたいという思いで、 就職してからも、週末だけAfternoon Tearoom でアルバイトをしていたほどです。 その頃の経験とか、憧れの気持ちは、 少なからず「いま」につながっているなぁ...と、ふと思うことがあります。 なんだか今日は、スイーツにまつわる思い出話みたいなところに着地してしまいました。 ま、いっか。そんなわけで、このごろのおやつ雑記でした。 #
by mihodiary
| 2010-12-22 13:22
| あまいもの、少しだけ
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Comments(6)
ここ最近、クリスマスが近づくと、かならず作っているケーキがあります。 それは、ちょっぴりビターなガトーショコラ。 はじめてガトーショコラをいただいたのが、どこかのフレンチなカフェで、 その味は、どっしりと濃厚で、ビターな大人の甘さ。 苦いコーヒーと一緒にいただくと、その相性のあまりのよさに感激し、 以来、どこのお店でも、ガトーショコラをオーダーしていた時期がありました。 そんなガトーショコラ。 納得のいくガトーショコラを作りたい...と、いろいろ試行錯誤したなかで、 いまのレシピに落ち着きました。 ...そういえば、苦みを出したくて、コーヒーをくわえたり...など、 ひと頃、いろいろ作ってみたものです。懐かしいなぁ。 レシピを掲載しますので、ぜひ作ってみてくださいね。 ガトーショコラのつくりかた 材料 : 直径23cmの型1台分 製菓用クーベルチュールチョコレート・・・・・250g 無塩バター(※1)・・・・・・・・・・・・・・・125g 卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8個 きび砂糖(※2)・・・・・・・・・・・・・・・・180g 薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g 粉砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適宜 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々 ラム酒またはグランマニエ・・・・・・・・・・大さじ2 ※1 無塩バターは室温に戻しておく ※2 きび砂糖はグラニュー糖でもよい 私のレシピは、きび砂糖がよく使われていますが、これは、できるだけ精製されていない、からだに優しい素材を使いたいという理由からですので、もちろんふつうの白砂糖などで大丈夫です。ただ、できあがりが白いものについては、白いお砂糖を使うことをおすすめします。よくご質問をいただくので、こちらでおこたえしておきますね。 つくりかた : 1. チョコレートを刻んで、湯せんで溶かす。そこへバターをくわえて溶かし、よく混ぜる。 2. ボウルに卵黄8個と、きび砂糖90gを入れて、白っぽくなるまでよく混ぜて(1)のチョコレートとあわせる。別のボウルに卵白8個分を入れ、塩をひとつまみ加えて、つのが立つくらいしっかりと泡立てて、残りのきび砂糖90gを2〜3回に分けてくわえ、さらにしっかりと泡立てる。 3. (2)のチョコレート液に、薄力粉をふるいながらくわえて混ぜ、卵白を2回に分けて混ぜる。風味漬けのラム酒(またはグランマニエ)をくわえる。 4. 型の底と側面に、オーブン用のペーパーを敷き(または、スプレー式のオイルでも可)、生地を流し入れ、180℃のオーブンで30分、さらに160℃に下げて約25分焼く。竹串をさして、何もつかないようなら焼き上がり。 5. 型から出して冷まし、茶こしをつかって表面に粉砂糖をふるいかける。 クリスマスの時期にかならず作るというのは、 ケーキの表面に、トナカイさんを浮かびあがらせたいがため...(笑) ガトーショコラは、焼き上がり直後は、表面がまあるくふくらんで、 そのあと、だんだんと凹んで、シワやヒビができます。 真ん中の、たいらな部分にトナカイの型を置き、粉砂糖をふるいかけると... まるで、岩場に立つトナカイさんのよう。...でしょ? カットしてしまえば、何が描いてあったかなんて、跡形も無く消えてしまうのだけれど、 お客様がいらしたときに、テーブルの真ん中に、ホールごとおいてあったら、 ちょっと、歓声が上がりそうな予感...。 でも、やり直しはきかないので、くれぐれも慎重に! (笑) もうずいぶん前になるけれど、 ひとりでふらりと入った小さなフレンチビストロで、 ランチを食べたあと、何となく書きものをしていたら、 オーナーでありシェフの男の人が「これ、どうぞ」と言って、 さりげなく出して下さったのもガトーショコラでした。 「それ、けっこう苦めだから、コーヒーに砂糖入れるとあうよ」 と言って、自分もコーヒーにペルーシュをかち割って入れている様子が なんとも無骨な感じで格好良かったのを憶えています。 そう、ガトーショコラは、無骨なくらいでちょうどいい。 ふだんなら、可愛らしく飾りたてたいケーキのなかで、 唯一、シンプルに、甘くないフレッシュクリームをさらりと添えるだけがいいと思える そんな、派手ではないけれど、シックで大人なケーキです。 ...余談ですが、実はトナカイのモチーフに目がないのです。 この冬、ひっそりとリバイバルしているカウチンに、トナカイの模様が入って いたりすると、もう、キュン! です。 欲しかったのは、あまりに高くて手が出なかったけど。 そして、写真のこちらはトナカイのクッションです。 トナカイ柄で、シンプルなクッションが欲しいと思い、一昨年、自分で作りました。 厚手のリネンに、麻の刺繍糸でひたすらにクロスステッチしたものです。 一応、図案はおこしたものの、見ながら刺すのも面倒になって、 途中から、図案も見ずに、適当に刺して作りました。...が、案外よくできました。 自分の手作りのもののなかでは、かなりお気に入りのひとつです。 作ったことで満足して、使わずにしまいこんでしまうことがしばしばなので、 これはとても珍しいことです(笑) クリスマスの時期に、このクッションカバーに模様替えできることも、 私の冬の愉しみのひとつです。 #
by mihodiary
| 2010-12-18 23:37
| あまいもの、少しだけ
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Comments(4)
アイシングクッキーが人気ですね。 私も職業柄でしょうか、ケーキをデコレーションしたり お菓子に絵を描いたり、飾ったり...ということが大好きで、 数年前から、冬になると(夏場はダレてしまうので、こういう作業は冬限定なのです) クッキーを焼いて、アイシングで模様をつけて、クリスマスツリーに飾ったり... という愉しみ方をしていました。 ずっと、なんとなくの我流で、子どもの図画工作のように遊んでいたのですが、 あるとき、スイーツマニアックのアイシングクッキーを初めて見て、 その、あまりのこまかなデコレーションに驚き、目からウロコでした。 スイーツマニアックといえば、世田谷は上野毛にアトリエとショップをもつ オートクチュールスイーツのお店ですが、 そのデコラティブクッキーは、DEAN&DELUCAなどでも取り扱いがあり、 鮮やかな色合いや、可愛らしいデザインは特徴的で、その頃、本当に斬新でした。 私がつくっていたアイシングクッキーといえば、 いま思えば、アイシングもかなりゆるゆるで、ひとたびクッキーの表面に流すと だらりとたれてしまって、手をべたべたにしながら作った記憶があります。 そんな状態なので、ラインを描いても太くなってしまい、 繊細さのカケラもありませんでした。 ここ最近は、アイシングクッキーの本もふえてきたようで、 書店でよく見かけるようになりました。 そこで、ちゃんと本を見て、丁寧に作ってみよう! と思い立ち、 この冬は、クリスマスのちょっとしたギフト用に...と、練習もかねて ずいぶんたくさん作りました。...ちょっとは上達しましたよ(笑) まずはクッキーを焼くところから...。 デコレーションしたら可愛らしくなりそうな型をえらんで 森の動物たちをいくつか、そして、クリスマスらしくもみの木の型を。 固めに仕上げたアイシングを、口の部分を細くしたコルネ袋に入れて 慎重にふちどっていきます。デザインにもよりますが、 クッキーの際キワよりも、やや内側をふちどるようにすると、 よりキレイに見える...、ような気がしています。どうかなぁ。 上から見たときに、クッキー生地が1mmくらい見えているくらい。とか。 ふちどりのアイシングが乾いたら、ゆるめに仕上げたアイシングを クッキーの表面に流していきます。 絞り出しながら流しこんでもいいし、小さなヘラのようなものを使っても よさそうです。私はタルトへらを使いました。 ちょっぴり、こんもりするくらいに流しこむと、いい雰囲気に仕上がりますね。 ひつじさんは、アイシングが乾かないうちに、 ココナッツの粉末をまぶすと、モコモコの毛のように...。 ほかにも、キラキラ感を出したいところには、金銀のアラザンを ピンセットでおいていくと、ちょっぴりラグジュアリー(笑) ここでは、うさぎのネックレスとツリーの飾りに、アラザンをちりばめました。 懲りすぎて、たくさん作ってしまうので、 できたそばから、お世話になっている方々や、お友達にプレゼントです。 ひとつひとつに、手間ひまがかかっていて、愛着があるので、 お嫁に出すのは、ちょっぴり寂しい気さえするのですが、 喜んでいただける顔を想像しながらラッピングする作業も、愉しいものです。 保管用の、薄い引き出し式のボックスを購入し、ワックスペーパーを敷き、 その上にひとつひとつ、丁寧にならべて保存し、順番にデコレーションされ、 ギフトラッピングされていきます。 ときどき、引き出しをそうっとあけては、まるで宝石箱のジュエリーをながめるように ためつすがめつ、愛おしく、我が子のように見入っています(笑) ホワイトクリスマスを意識した、真っ白なアイシングのせいか、 引き出しのなかは、まるでWinter Wonderland ! ながめるだけでシアワセだけど、あまい香りがただよってくるので、 ひとつ、つまんでしまいたい衝動にもかられます。 だいぶ慣れてきて、アイシングのコンディションなどもわかってきたので、 こんどは、カラフルでデコラティブなアイシングクッキーを作ってみようかな...と、 目下、デザイン考案中です。 あまりにも愉しいので、ウェディングの引き菓子なども作ってみたい...なーんて 大それたことを思ってしまったりして。きゃー、うそです。 写真にちらりと登場していましたが、我が家の冬といえば、マカロン作り。 冬場の乾燥具合が、マカロンの生地をつくるのにちょうどよいのです。 そんなわけで、この冬は、マカロンとアイシングクッキーの二本立てで 愉しい冬の夜を過ごせそうな予感です。 #
by mihodiary
| 2010-12-13 22:24
| あまいもの、少しだけ
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Comments(8)
仕事の合間やジムの帰りなど、ほぼ毎日のようにスターバックスで、ひと息。 普段は、ラテやカプチーノを低脂肪ミルクでカスタマイズして...というのが定番ですが、 ものすごくおなかがすいたときや、疲れたときは、ご褒美にペストリーを(笑) なかでも好きなのが、シュガードーナツと、シナモンロール。 ドーナツって、行列ができるほどのクリスピーなんとやらとか、いろいろあるけれど、 私はスタバのシュガードーナツでいいんじゃない?...と、ひそかに思っています。 でも、きょうはドーナツではなくて、シナモンロールのお話。 スタバのシナモンロールは、あたためていただくと、ふんわりとして、 本当においしいのです。でも、カロリーが高いのが玉にキズ。 一応、そういうことも気にするので、そうそう手が出ないのが現状なのですが、 それでも、あのシナモンロールは最高です。大好き! そんなわけで、おうちでスタバのようなシナモンロールが焼けないかな... と、ずっと思いつづけていました。 ときどき、シナモンロールのレシピを見つけると、作ってみたりしていたのですが、 どうも、しっくりこず。 そうそう、映画「かもめ食堂」でも、シナモンロールを焼くシーンがありましたね。 あの映画のパンフレットにもレシピが掲載されていたので、もちろん作ってみましたが、 「う〜ん」といった感じでした。(ごめんなさい! ) なんというか、もっとふんわりとさせたかったんですよね。 そこで今回、バターを練りこんだデニッシュ風の生地で、つくってみました。 まだまだ改良の余地はたくさんありますが、それでも、かなり近い仕上がりです。 レシピを掲載しますので、お時間のあるときに、ぜひ作ってみてくださいね。 スタバ風シナモンロールのつくりかた 材料 : 強力粉・・・・・・・・・・・・・・・・300g 薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・100g ドライイースト・・・・・・・・・・・・小さじ2.5 きび砂糖・・・・・・・・・・・・・・・30g 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1.5 【A】 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g 溶き卵(L)・・・・・・・・・・・・・・1個分 牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・適宜 (溶き卵に水を加え、牛乳をたして、あわせて250gにする) バター(※1)・・・・・・・・・・・・・・40g 折り込み用バター・・・・・・・・・・・100g オレンジの皮のすりおろし・・・・・・・1個分 シナモンシュガー・・・・・・・・・・・適宜 アーモンドプラリネ・・・・・・・・・・適宜 【アイシング】 卵白・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1 粉砂糖・・・・・・・・・・・・・・・適宜 レモン汁(※2)・・・・・・・・・・・・少々 ※1 バターは室温にしておく。 ※2 レモン汁はなくてもよい。 つくりかた : 1.【A】を用意する。折り込みバターをラップにはさんで、麺棒でたたいてたいらにして、冷蔵庫で冷やす。 2. パン捏ね機に粉類、イースト、きび砂糖、オレンジの皮のすりおろしを入れて、スプーンで混ぜる。塩をくわえて、【A】もくわえてスイッチを入れる。粉類が水分となじんだら、パン捏ね機の羽根のそばにバターを入れ、約15分こねる。こね終わったら、ふたをして約30分、一次発酵させる。 3. (2)をガス抜きして、ひとまとめにし、ビニール袋に入れて30分以上チルド室に入れて冷やす。 4. (3)のパン生地を、約30cm四方にのばし、(1)の折り込み用のバターをのせて包む。のばして包む...という行程を、途中生地がダレてきたら、そのつど冷蔵庫で冷やしながら、4〜5回くりかえす。 5. (4)を5mm厚の長方形にのばし、まわり1cmくらいを残すようにして、生地全体にシナモンシュガーをたっぷりのせ、さらにアーモンドプラリネもふりかける。 6. (5)をきっちりと、巻き寿司のようにくるくると巻き、しっかりと生地をつまんでとじる。継ぎ目が下にくるように生地をおく。 7. (6)を包丁で、少しずつ引きながら、やさしく切り、オイルを塗った型(または紙のカップ)に入れて、20分発酵させる。(二次発酵) 8. 180℃に予熱したオーブンで、約20分焼く。 9. アイシングをつくる。卵白を泡立てないように切り、粉砂糖を少しずつ、とろっとするまでくわえ、レモン汁を少量入れる。 10. 粗熱がとれたパンにアイシングをかけて、できあがり! できました! いかがでしょうか。だいぶ、雰囲気の近いものができたような気がするのは私だけ? こまかいことを言えば、巻きが、もう1周たりなかったり、不満はいろいろあるのですが、 かすかな柑橘の風味とシナモンの香り、そして、プラリネのカリカリとした食感が なんともいえず、おいしいシナモンロールとなりました。 翌日、あたためなおしていただくと、生地がふんわりとやさしくのびて、 まさに、スタバの味です。 私は、パン作りに関しては経験も浅く、決して得意ではないので、 お恥ずかしいほどの我流なのですが、 それでも、このシナモンロールの出来は自画自賛。ちょっと自信アリ、ですよ。 なによりも、おうちでつくるという安心がいいですよね。 作る行程は大変ですが、思いのほか愉しいので、 しばらくどっぷりハマってしまいそうです。あぁ、カロリー警報が...。 #
by mihodiary
| 2010-12-09 21:19
| あまいもの、少しだけ
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Comments(8)
先月25日、NHKで鹿野山の見事な紅葉が紹介されました。 その、実に美しい、真っ赤な光景に心突き動かされ、ひと目見たい...と、うずうず。 番組では「今月いっぱい愉しめるでしょう」と紹介していたのですが、 なかなか家族の予定が揃う日がなく、12月になってしまいました。 きっと、まだ間に合うはず! ...と、祈るような気持ちで、週明けに家族で出かけてきました。 千葉は房総、君津の鹿野山神野寺(じんやじ)です。 神野寺は、千葉県で3番目に高い山、鹿野山のなか。 598年に聖徳太子によって開かれたという古刹で、関東第一山といわれているのだとか。 平日だったので、細い山道を車で通ることができ、紅葉する山々を見下ろしながら 延々とのぼっていきました。途中、カラスウリの実がたくさんぶらさがっていたり、 名前はわからないけれど、可愛らしい赤い実をつけた木があったり...と、 晩秋の自然を愉しみながらのドライブです。 かなり高いところまでのぼるので、途中で何度も耳がつんとしました。 でも、そのたびに、真っ赤なもみじに期待をよせて、気分がアガるのでした。 ようやく、神野寺へ到着。 そして、そこは見渡す限りの、真っ赤なもみじが! ...と、なるはずだったのですが。 ひと足遅かったようです。もみじは、ほとんど散り終わったあとでした。 境内には、散ってチリチリと丸まったもみじの葉が、帚で掃かれて、 何箇所かに集められ、小山をつくっていました。 写真は、わずかに残る、最後のもみじ。ことしのもみじも見納めですね。 でも、この赤の色。燃えるような赤です。 もみじの葉もとても大きくて、1枚1枚に、本当に存在感がありました。 私事ではありますが、昨年描かせていただいた、サントリー伊右衛門焙じ茶の 秋の限定パッケージを思い出してしまいました。渡月橋の絵です。懐かしい...。 燃えるように真っ赤なイメージで、思わず京都に行きたくなるように ...というのが、そのときのコンセプトでした。 このもみじの色を見てしまったら、ますます京都に行きたくなりました。 もみじは残念でしたが、来年の秋の愉しみが、またひとつ増えました。 それでも、神野寺は由緒正しきお寺です。気を取り直して、お参りをしましょう。 参道や境内には、もみじだけではなく、桜の木などもたくさんありますので、 季節ごとに愉しみがあるお寺です。 順路に従って歩くと、奥の院が。 ここには、天狗様が祀られているのです。 本尊として、飯縄大権現(白狐に乗ったカラス天狗)が安置されているそうですが、 年に一度、10月9日しか拝み見ることができないそう。うぅ、それはぜひ見てみたい。 ...それにしても、10月9日って、ひょっとしてテングってことでしょうか。 なんだか、由緒があるよな、ないような...(笑) きょうは、カラス天狗さまと、鼻の長い天狗さまのおふたりを拝みました。 そして、さらにここには、天狗様の真っ赤な大下駄が置いてあります。 なんでも、これに触れて、足腰をお守りいただき、健脚を祈念するらしいのですが、 この下駄(右上の写真で私の背後に立てかけてある赤いものと、下の写真がソレです) 残念ながら、ペンキぬりたて(! !)だということで、触れず。ペンキって...。 ...どこまでも、間の悪い私たちです。 仁王門には、参拝者の足の疲れをねぎらうという意味を込めて、 巨大な草蛙(わらじ)がぶらさげてあります。 そして、その巨大草蛙には、さらに「開運金の草蛙」と書かれたお守りがたくさん 結ばれていました。健脚祈念でしょうか...。 余談ですが“金のわらじ”というと、ひとつ年上女房は金のわらじを履いて探せという ことわざが、ふっと思い浮かんでしまうのですが...、それとは関係ないのかな。ないか。 もみじは、ほぼ散り終わったあとで、 天狗様さまの下駄も、ペンキ塗りたてなので触れず、 こちらでひいたおみくじ(自販機)も、末吉で、ろくなこと書いてなかったけど、 まぁ、どれもこれもタイミングが悪かったのかもしれません。 それでも神野寺、見どころ満載で、いいお寺です。 来年の秋には、真っ赤なもみじにうっとりと陶酔したいと、今から愉しみです。 3話連続の紅葉話に、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。 次回は、とっておきのレシピをご紹介する予定です。 こちらもどうぞ、おたのしみに! #
by mihodiary
| 2010-12-07 20:03
| お散歩、とことこ
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