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お料理教室の生徒さんでもあるTちゃんが、 以前、お手製のものすごくおいしいクッキー(ガレット)を持ってきてくれました。 大切に包装されたそのガレットたちは、あまりのおいしさに、 本当に「あっ」というまになくなってしまいました。 誰が欲張って食べたのでしょう。 私の口には、ひとつしか入らなかったのですが、 それでも、あのおいしさが忘れられず、 思わずTちゃんに、超がつくほど貴重なレシピのおねだりをしてしまいました。 Tちゃんはすぐさま、レシピを用意しておきますね、と言ってくれたのですが 「...でも、あれ天然酵母なんですよ」 と、ぽつり。 天然酵母ゆえのおいしさか...と、あらためて納得。 ハードル高し。大丈夫かなぁ、私。 かくして、Tちゃんからレシピを教わると、 たまたま余っていた生種があったので、さっそく作ってみることに。 こうして連休の後半、気長に、スローな天然酵母のガレット作りをはじめました。 こうして3日後、どうにかこうにか焼き上げてみたものの... なんか違う。見た目も、味も、あの記憶の味からはほど遠く。 生種が悪いのか、チョコレートが悪いのか、 はたまた、自分の技術が拙いのか。(←これは、明らかなのですが) ...実は、作っている途中で、何度匙を投げようと思ったことか。 私の意に反して、不気味な姿になりかわってゆく生地をながめながら 「もう、やめたい」 と、くりかえし思ったけれど、材料を無駄にもできず、 ぜえぜえ言いながら、とりあえずの形にした...といった感じでした。 家族は、この不様なガレットを 「おいしい、おいしい」 と言って、頬張ってくれていますが、材料がいいからおいしいのでしょう。 Tちゃんがくれたレシピとは、まったく違う方向に走ったら、 偶然できた「別のもの」としか思えません。 本来は、ものすごく高価なチョコレートを使うようですが、 いまの私には、それをキロ買いする勇気はありません。 とりあえず、もういちど懲りずに挑戦してみようと思います。 ありがとう、Tちゃん。がんばったけど、こんなになっちゃったよ...。 また質問させてね。 ガレットを撮るつもりが、フォトジェニックとは言い難かったので いつのまにか、お花を撮っていました...。 パンジーやビオラの季節がそろそろ終わり、ニゲラや矢車草、 はりねずみのようなフィティウマが花を咲かせる季節になりました。 パーブルが、ややブルーに近くなり、爽やかさの増すこの季節もまたいいですね。
by mihodiary
| 2011-05-10 18:52
| 日々のことごと
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