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百貨店の広告をながめるのが好きです。 日本全国津々浦々の物産展などの広告だったりすると、なお愉し。 北海道のおいしいものとか、京都の老舗菓子とか...。 ある日。そんな百貨店の広告に、桜餅を筆頭に春を告げる和菓子が載っていて とりわけ、きんつばがおいしそうに見えたのでした。 きんつばの、あの、物差しで測ったようにきっちりとした四角いフォルムと、 そのまわりを包む、半透明のクレープのような薄い皮がたまらなく、 「食べたい」というよりも「作りたい」という欲求にかられました。 きんつばは、和菓子のなかでも、かなりシンプルで、 「作れそう」感が大いに漂うお菓子のひとつ...のような気がして、 さっそくデパ地下で、大粒大納言を買って帰ったのでした。 きんつばは「金つば」と書き、つばとは日本刀の鍔(つば)のことだそう。 江戸期、京都でうまれたお菓子ですが、当時はそのかたちと色から 「銀つば」と呼ばれていたそうですが、金のほうが景気がいいよね、ということで 銀から金にグレードアップして、いまの「きんつば」になったという... そんな逸話もおもしろいお菓子です。 さてさて、そんなきんつばを、手作りしてみませんか。 きんつばのつくりかた 材料 : 6〜8個分くらい 大納言あずき粒あん・・・・・・・・・・・・・400g 粉寒天・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200ml グラニュー糖・・・・・・・・・・・・・・・・25g 【皮の生地】 薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g 白玉粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12g 白砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10g 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100ml〜 サラダ油・・・・・・・・・・・・・・・・・・適宜 つくりかた : 1. 鍋に水100mlと粉寒天を入れて火にかけ、木べらで混ぜながら寒天を煮溶かす。 2. (1)にグラニュー糖をくわえて、木べらで混ぜながら溶かす。 3. (2)に、あずきをくわえて、焦がさないように静かに混ぜる。木べらでこすると、鍋底の肌が見えるようになるまで煮詰める。 4. 水でさっとぬらしておいた流し缶に(3)を入れ、表面をたいらにして、冷蔵庫で冷やしかためる。(私はひと晩おきましたが、4〜5時間で大丈夫です) 5. あずきがかたまったら、流し缶から出し、均等に四角く分割する。 6. 次に、皮の生地を作ります。ボウルに白玉粉を入れ、分量の水の3/2量を少しずつくわえながら溶いていく。だまをなるべく潰していくように。 7. 別のボウルに、薄力粉と砂糖を入れて、よく混ぜる。 8. (7)に(6)の溶かした白玉粉をくわえ、泡立て器で混ぜる。泡立て器を持ち上げると、リボン状にひらひらと折りかさなって落ちるくらいの生地感にする。 9. 皮の生地に、(5)でカットしたあずきを、いちばん大きな面から浸して、中温(180℃くらい)にあたためたホットプレートで焼く。焼き色をつけないように気をつけながら、6面焼いてできあがり。 焼きあがりました。 皮生地から、あんこが透けて、ちらりと見えていたり ところどころ生地に穴があいたように、あんこがのぞいていたりする そんな、チラリズムが、きんつばの風情のような気がします。 きっちりと、なめらかな肌になりすぎているよりも、カッコいいです。 そして、いつものように、焼き印を押して仕上げます。 焼き印が押されると、さらにかわいいですね。愛着がわきます。 今日は、きんつばのサイズを考えて、ワンポイント的に千鳥とひょうたんで。 今日は、ベーシックなきんつばを作りましたが、 よく市販されている“芋きんつば”なども、同じ要領で作れそうですね。 私は、これからの季節にむかって“桜きんつば”なんて、いいなぁ...と考案中。 淡い桜色の生地に、独特の塩気のきいた桜餡なんていう組み合わせ、おいしそうです。 ...こんなことをかんがえていると、いくら時間があってもたりません。 やっぱり、和菓子作りは愉しいなぁ。 老舗の和菓子屋さんに嫁にいきたい...と思ったこと、何度もあります(笑) 先日、お客さまから、鶴屋吉信の銘菓「福ハ内」をいただきました。 「福」と焼き印の押された立派な木箱に、お多福豆のかたちのおまんじゅうが 詰まっている、かの有名なお菓子です。 大好きなもので、あっというまにいただいてしまったのですが、 木箱がまた素敵なので、こちらにきんつばを詰めてみました。 あーら、ふしぎ。 なんだか、私のきんつばまでもが縁起物のように見えてきたではないですか。 いよいよ節分も近く、そんな季節ですね。
by mihodiary
| 2011-01-26 15:25
| あまいもの、少しだけ
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Comments(4)
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tealike at 2011-01-28 11:30
こんにちは!きんつばって作れるものだったんだ!
まわりについているのは、クレープ生地だったんだ!(なぜか私は砂糖の塊だと思ってました・・汗)と発見がたくさんです。 そしてこの焼印、かわいいですね!合羽橋でみかけたことはありましたが、実際自分のデザインでこんな風に活用できたらとても愛おしいでしょうね♪
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mihodiary at 2011-01-28 21:57
みーやさん、こんにちは!
和菓子って、お店で買って頂くイメージですよね。 でも案外、ケーキよりも、市販品ぽく作れるような気がして 「作るのが楽しい」という、ただそれだけの理由で、 ときどき作っています。きんつばは、特別な材料や器具を必要と しないので、ストレス解消に(笑)もってこいです! 焼き印は、こんなふうに、どら焼きやきんつばのような和菓子は もちろん、ベーグルや、食パンの側面などに焼き付けても、 かわいいので、重宝しています。みーやさんも、ぜひぜひ! お教室の様子、ブログに素敵にアップしていただき、 ありがとうございます! また、ぜひお出かけください。今度はぜひお会いしたいです!
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kei-t2 at 2011-01-28 22:54
やっぱ焼き印カワイイですw
和菓子も作るの楽しいですよね〜(^^) なんたって洗い物が楽な事! バターやクリームを使わないと地球にもやさしい気がします。
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mihodiary at 2011-01-29 00:00
けいこさん、こんばんわ。
和菓子は、食べるのも作るのも大好きです! 洗い物のこととか、エコのことは考えたこともなかったけど たしかにそうかも...。 ボウルがいくつも、とか、そういうことはないですものね。 自分で作る醍醐味は、甘さの調節ができることと、 やはりなんといっても、入っているものを把握しているので 安心なことですね! (洋菓子もそうだけど...) そんなわけで、私が自分用に作る和菓子は、あんこの甘さが 気が抜けたほど薄いかも...(笑) もっとあたたかくなったら、桜餅と桜どらやきを作る予定です。 とってもおいしいので、ぜひ食べに来てね!
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