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レバーはお好きですか? 私は、子どもの頃まったく食べられませんでした。 レバーのおいしさがわかるようになったのは、お酒が飲めるようになってから。 まずは、焼鳥のレバーが存外においしいと思えるようになったのがはじまり。 かつて、パリに旅した際に、メニューのフランス語がちんぷんかんぷんで 目をつぶって適当に指差して頼んだものが、たまたま、幸か不幸かレバーのサラダで それでも、おなかがすいていたことと、盛りつけがあまりにも素敵だったことで ぺろりとたいらげてしまった...ということがあったのですが、 いま思えば、お洒落なレバー料理との初めての出会いだったようです。 貧血気味な私にとって、レバーはからだにもとてもよい食材。 食事のことを、きちんと考えるようになってからは、 ますますレバーが好きになりました。 からだによくて、おいしくて、おまけにお洒落だったら、言うことなし。 きょうは、私の大好きなひと皿、チキンレバーペーストのご紹介です。 私は、人が集まるときや、ちょっとしたパーティーのときに、必ずこれを作ります。 オリーブやチーズなどの前菜と一緒に、薄くスライスしてトーストしたバゲットを添えて このペーストを盛り合わせると、ワインがくいくいすすみます。 そんな、「とりあえず」の1品です。 作りたては、本当になめらかで、贅沢な舌ざわりです。 くるみやレーズンを入れることで、 スパイシーなだけでなく、フルーティさと香ばしさがあわさって、 レバーであることを忘れてしまうような味わいです。 ...あ、でも。 レバーがお好きでない方は、ここから先はご覧にならないほうが無難でしょうか。 作り方の手順を、けっこう詳細に撮影したものの、 あらためてながめてみると、けっこうグロテスクなものですね。レバーって(笑) あれもこれも、載せたい写真はあったものの、 「その写真、載せるのやめなよー」 と、家族から却下されてしまいました。...えぇ〜、だめかなぁ。 そんなわけで、かたちが露骨でない、無難なものをえらんではみたのですが、 それでもダメだったら...、ごめんなさい! でも、ちょびっと載せちゃう。 チキンレバーペーストのつくりかた 材料 : 鶏レバー・・・・・・・・・・・・・・・300g 白ワイン・・・・・・・・・・・・・・・500cc 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1 バター・・・・・・・・・・・・・・・・80g マディラ酒(ポートワインでも)・・・・・大さじ2 混合スパイス(※1)・・・・・・・・・・小さじ1/2 塩・こしょう・・・・・・・・・・・・・適宜 くるみ(※2)・・・・・・・・・・・・・1/3カップ レーズン(※3)・・・・・・・・・・・・1/3カップ ※1 混合スパイスとはキャトルエピスのことで、フランスの基本的なミックススパイス。 ※2 くるみはローストしておく。 ※3 レーズンはお湯で戻しておく。 つくりかた : 1. まず、キャトルエピスを用意しておく。 キャトルエピスとは、フランスの基本的なミックススパイスのことで、 ここではブラックペッパー、ドライジンジャー、クローブ、ナツメグの4種類を 粉末状にし、あわせたものを使いました。 2. 鍋に白ワインを入れて火にかける。沸騰したら、鶏レバーを入れ、5分くらいよく火を通してから、ザルにあける。 3. フードプロセッサーに(2)を入れ、塩とバター50gを入れて一度撹拌する。 4. マディラ酒、残りのバター30g、キャトルエピスを加えて撹拌し、さらに、ローストしたくるみと、お湯で戻して水分をとったレーズンをくわえ、くるみの形は残す程度に少し撹拌する。塩、こしょうで味をととのえる。 できあがったペーストは、ココット型に入れて、そのままテーブルに出しても、 テリーヌ型などに入れて冷蔵庫で保存した後、スライスしても素敵。 ピンクペッパーやイタリアンパセリ、ローリエなどを添えると、色どりもきれいです。 沸騰させた白ワインで、レバーに火をとおす以外は、 フードプロセッサーまかせの、かんたんなお惣菜ですが、 複雑なスパイスの風味と、香ばしいくるみの食感。そして、レーズンの甘みが絶妙です。 デリのようでもあり、スイーツのようでもあり、 パンに添えるのはもちろん、そのままでも、ついつい手がのびてしまいます。 ...こういうものがあると、ついついワインがすすんでしまうのです。 家でまったり飲むのって、いいですよね。 思えば私は、お酒のおとも的なお料理が、実はとても好きなようです...。
by mihodiary
| 2011-01-18 23:29
| 週末ごはん
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Comments(10)
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CHAPPY
at 2011-01-19 01:47
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基本飲んべぇさんなんだね(^^)b
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mihodiary at 2011-01-19 19:22
CHAPPYさん
うーん...、むしろ、そうでありたいというか。 お酒は好きですが、そんなには飲めないので、 せめて、その雰囲気を愉しみたいという感じなのですよ。
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milletti_naoko at 2011-01-20 17:07
みほさんへ
おいしいもの、きれいなものが大好きで、それを自分で作ってしまおうというのは、とってもすてきなことだと思います。 レバーペースト、我が家でも祝祭日の前菜に登場します。亡くなった伯母さんの作ったものがおいしかった、と夫が懐かしそうに言います。実はレバーは苦手なのですが、わたしもこれだけは食べられます。まだ作るところを見たことはないのですが、お義母さんは、ケッパーを使っているようです。くるみやレーズンを入れると、とても味わいの深いすてきな味になりそうです。
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mihodiary at 2011-01-20 20:42
なおこさん、こんにちは!
お菓子やお料理は、思い立ったら自分で作ろう! と思うのですが 天井のDIYは、私には到底無理ですよ(笑) なおこさんのご主人も、さすがです! あららっ、なおこさんもレバーが苦手だったのですね。 苦手な方、かなり多いですよね、きっと。独特ですものね。 ケッパーを使うと、どんな風味になるのかな。興味深いです。 酸味が加わり、すっきりするのかな。お肉の臭みが消えるような そんな気もします。今度やってみよう! このレバーペーストは、作りたては、かなりなめらかで、 (お好みで、バターの量はもう少し増やしても大丈夫です) ムースのような味わいです。 くるみやレーズンが入ることで、甘さが増すので、 きっと、レバーが苦手な方でも、スイーツ感覚でいただける ような気がします。 こんど、レバーペーストを作られるときは、ぜひ入れてみて くださいね。また、ちがったおいしさになると思います。
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martin lewis
at 2011-01-21 08:06
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始めまして、素敵なブログですね!ペルージャのなおこさんのブログからとんできました。
blog listに追加させてもらいました!!
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tealike at 2011-01-21 08:53
はじめまして♪お母様とパン教室がご一緒のみーやと申します。
今月末、お料理教室でお世話になります。どきどきしてます♪ ちょこちょこ拝見させていただいていたのですが、レバーペーストの登場についコメントしてしまいました。 私も以前、お友達がとてもおいしいレバーペーストを作ってくれたので、レシピをもらい(ケッパーやアンチョビが入ったもの)やってみたのですが、私の下処理が悪いのか(牛乳に長いことつけておいたのですが)いただいたもののようにはならなかったのです。こちらのレシピで「ワインでゆでる」「くるみやレーズン、スパイスを入れる」など、いくつかヒントをいただきまして、再挑戦してみよう!!という気持ちになれました。 「子供たちが喜んで食べるレバーペースト」目指してがんばります♪また遊びに来させてくださいね♪
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junju5-8 at 2011-01-22 13:46
おいしそうなレバーペースト!お洒落で美味しくて女子受けしますよね。私も大人になっていけた口です。砂肝、レバーの順でした。
今日日向ぼっこしながら古いリンカラン見てて、あら?もしや…と思ったら^^ みほさんでした~!vol.27、ウーウェンさんの記事。 みほさんのイラスト、繊細で安心感があってとても好きです。これから立ち読みも楽しくなりそうです~!ちょっと興奮してます。ルンルン♪♪♪
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mihodiary at 2011-01-22 17:15
martin lewisさん、はじめまして!
どうもありがとうございます。 リストにくわえていただけただなんて、光栄です! いろいろなことを書こうと思いつつ、根が食いしん坊のせいか 食べものの話が圧倒的に多くなっている私のブログですが、 これからも、どうぞ遊びにいらしてくださいね。 martin lewisさんのブログも、拝見させていただきました。 雑誌のコラムを読んでいるようで、おもしろいです! また、遊びに行きますね。 これからもどうぞよろしくお願いします!
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mihodiary at 2011-01-22 17:28
みーやさん、こんにちは!
はじめまして! いつも母がお世話になっております。 母からは、みーやさんのことをうかがっているせいか、初めて という感じがしません(笑) 今後ともよろしくお願いします! お料理教室も、楽しんでいただけたら嬉しいです。 レバーペーストにも、いろいろな作り方があるようで、ケッパー やアンチョビーは、むしろ定番なんですね。 私も、今度ケッパー、アンチョビー入りのものに挑戦してみたい なぁ...と思っています。 私のレシピは、かつて、とあるフレンチビストロで食べた味を 再現してみよう...と思って作ってみたものなのですが、そこで くるみとレーズンが入っていたのが、私も目からウロコでした。 香ばしい食感が愉しいのと、レーズンの量を加減することで 甘さが調節できるのも、いいところです。 レバー特有の風味さえ克服できれば、きっとお子様にも喜んで 召し上がっていただけるような気がします。 手作りのパンに添えても、おいしいですよね! ...そうそう! 母と一緒に、先日、雑誌を拝見しました♪ これからもどうぞよろしくお願いします。
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mihodiary at 2011-01-22 18:33
ヒサヨさん、こんにちは〜!
わぁ、おんなじです! 私も、砂肝→(ハツ)→レバーの順! ...焼鳥の話みたいなことになってますね。(笑) いまも、あんまりこってりとした味付けのレバーは苦手ですが、 焼いてシンプルに食べるか、もしくはレバーペーストにして お洒落マジックをかけてしまうか(笑)...のどっちかが好きです。 レバニラとか言うと、おっさんぽい雰囲気がムンムンですが レバーペーストとかレバームースっていうと、お洒落フレンチに なっちゃうところが不思議...というか、ゲンキンなものです。 ひなたぼっこしながら、リンカラン! かーわーいーいー。ヒサヨさんぽいシチュエーションです♪ そうです、ウー・ウェンさんの記事。中華道具の絵ですよね。 あの号、けっこう気に入っています。 おすすめは、Vol.17の「子どもの誕生」の特集と、Vol.9の 「お正月」の特集ですが、古いので、もうお手元にないかな。 こうして、あらためて目にしていただく機会があると 嬉しいものですね。ありがとうございます! こちらこそ、ルンルン♪(笑)
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